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2013.8.29

今年も稲刈りが始まりました。そして早稲品種の「ゆめみづほ」の刈り取りが

終了しました。予定では9月頭から「コシヒカリ」の刈り取りです。今年は、

いままでで最も早く稲刈りがスタートしました。ここで少し気になることは、

年々稲刈りの時期が早まっているということです。想像してみてください。

昔ながらの田舎の風景、頭を垂らした稲穂の映像は、秋の風景だったはず。

しかし、確実に夏の風景になりつつあるのです。 自然に寄り添い、自然と

歩調を合わせ生きる百姓にとっては無視できない問題です。スーパーには、

いつもより早く新米が並ぶのかもしれませんが、どこか胸騒ぎするのです。

実は、今年は春の段階から自然の均衡に若干のズレを感じていました。

そんな年もあるのだろうと気にしないようにしていました。例えば、稲の

成長の早さ、セミの声、害虫発生のタイミング、椿、桜、梅の花の開花の時期

すべての花が同時に咲いている状態もありました。通常あり得ません。

絶対的な季節感を持ち得ている植物が花を咲かせるタイムイングを計り兼ねて

いるとしたら、やはり今年は、植物にとっても難しい、読み解けない年だった

のかもしれません。人間は、相変わらず鈍感ですが。

2013.8.11

そこでいろいろ考えてみた。イノシシ被害が毎年増加しているということは、イノシシが住み着いて

いるということ。住処と餌が豊富にあるということ。まず住処、昔は人間が山に頻繁に入っていた。

平地の道同様、山道を利用し、炭小屋を造り、狩りをし、山菜を採り、山と生活が近かった。しかし

生活が便利になると山に入る必用がなくなり、下葉が茂り、とうとう山に足を踏み入れることができ

なくなった。人間の居ない森は、次第に獣の領域となっていった。そして餌と住居を手に入れた獣は、

田んぼに目を付ける。稲は栄養価も高く、稲刈り後にでてくる二番穂にも十分栄養があり、農家が目を

向けなくなった晩秋の二番穂を餌にしているのではないか。そしてその場に留まる。そしてさらに繁殖し

過疎の農村や田畑はやがて獣の住処となる。ある意味自然の流れなような気もするが やっぱり防ぎたい。

今年の冬は暮れ起こしをしっかり行うこと、山に入り下葉を刈ること。それらを実行しようと思います。

ここ1,2年の話、田んぼにイノシシが出没するようになった。イノシシは収穫前のこの時期に

田んぼの中で暴れ周り、せっかく育てた稲を台無しにしてしまう。長年農業に携わる人たちは、

今までこんな害はなかったと口々に言う。確かにここ最近、カモシカがいた、熊がいた、猿がいた

など 通常は里に降りてくるはずのない動物達が多く出没している。この事実は何を意味するのか。

現在の農作業の中心は恐らく60歳代の人たち。この先、数十年先を見据えての対策を講じること

まで話しが及ばない、それは仕方のないこと。若者が中心とならないと 対症療法 原因療法

両視点が生まれないのです。今回は、目の前の処置として、電流線を張り巡らすことにしました。

そしてこれからが大事、原因を追求し処方しなければなりません。


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